モロコ釣り仕掛けの基礎知識!これであなたも釣り名人

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モロコ釣りに挑戦するなら、仕掛けの選び方や組み立て方をまずしっかり押さえましょう。
このページでは、モロコがどんな魚なのか、必要なタックルやウキ釣り、泳がせ釣りなど代表的な仕掛け例、効果的な餌、仕掛けの結び方やテクニックまで解説します。
最新トレンドを交えてお届けしますので、これを読めば初心者から上級者までモロコ釣りの知識がグッと深まります。
釣果アップにつながるコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

モロコ釣り仕掛けの基礎知識

モロコ釣りでは、竿やリール、糸、針、浮きやオモリなど多くの道具が仕掛けとして組み合わされます。
モロコは湖沼で釣れるホンモロコと、沖合の大物魚(クエ・アラ)の両方を指すことがあるので、その違いも押さえておきましょう。
仕掛けの基本を理解することが、モロコ釣り成功の第一歩です。

モロコとは?(淡水のホンモロコと海のクエ)

モロコという言葉は地域によって指す魚が異なり、主に二種類あります。
湖沼に生息するホンモロコ(タモロコ属)は全長約10cmほどの小型魚で、春になると群れで浅場に寄ります。産卵期の3~5月が釣期で、赤虫(アカムシ)やサシ(ミミズなど)を餌に簡単に釣れるため、初心者にも人気です。
一方、モロコ(九絵・アラ)はスズキ目ハタ科の大型魚で、体長1m、重量30kgを超えることもあります。警戒心が強く、1週間に一度しかエサを食べないとも言われる幻の魚です。九州ではアラ、東日本ではクエと呼ばれ、高級魚として知られています。釣り名人が好んで狙うターゲットで、釣果が得られれば大きな自慢になります。

モロコ釣りの魅力

モロコ釣りには、大きく二つの魅力があります。
一つはターゲットが持つサイズと引き味の素晴らしさです。クエ(モロコ)は体長1m、30kg以上になることもある超大型魚で、一度針に掛かればトルクフルなパワーで竿をひったくります。大型ロッドと強力なラインで力いっぱいやり取りする釣りは、まさに一生釣り人の勲章です。
もう一つは、ホンモロコの繊細な釣りです。ホンモロコは小さな魚体でありながら食い渋りも強いため、アタリを察知できる精密な仕掛けが必要です。春の産卵期には群れで浅場に集まるので、数釣りが楽しめるのも魅力の一つです。

仕掛けの基本構成

モロコ釣りの仕掛けは基本的に、竿・リールに道糸とハリスを結んで針を付ける一般的なスタイルです。
浮き釣り(ウキ釣り)では浮きを用いて待ち釣りを行い、底を狙う場合はオモリ(シンカー)を組み合わせます。ハリスはモロコの大きさに合わせて太さを選び、針は魚体に合わせたサイズと形状を使い分けます。
竿やリールの組み合わせ、ラインとハリスの強度、フックサイズなど、全体のバランスを整えることが重要です。

モロコ釣りに必要な道具とタックル

モロコ釣りでは魚の大きさに応じてタックルも変わります。
ホンモロコ用には比較的軽量なウキ釣りタックルが使われ、クエ(モロコ)用には剛性の高いヘビー級タックルが必要です。
ここでは竿、リール・糸、針といった主要装備を中心に、必要な道具をチェックしていきましょう。

項目 ホンモロコ(淡水) クエ(海水)
釣り場 湖や川の浅場 沖磯や岩礁帯
竿 ノベ竿(3~4m程度のウキ竿) 太糸に耐えるヘビー級ロッド(1.5~1.8m)
リール・ライン 小型スピニングリール・ナイロン2~6lb 大型両軸(手巻き・電動)リール・ナイロン80~100号
針・ハリス ウキ釣り用小~中小型針、ハリス1~3号 クエ用大型針・ハリス60~100号
アカムシやサシなど生餌 生き餌(小魚)や大きな死に餌(サバなど)

ロッドの選び方

ホンモロコ釣りには、竿のしなやかさと軽さが両立した磯竿タイプ(ノベ竿)3~4m程度が適しています。
穂先に軽い力でも反応しやすいため、小さなアタリも逃しません。
クエ釣りでは、バットパワーの強い大型ロッドが必要です。1.5m前後で硬めのロッドは、掛かった大型魚を浮かせる際に威力を発揮します。穂先はやや柔軟で追い喰いを助けるものが好まれます。

リールとライン

ライトタックル用の小型スピニングリールにナイロン2~6lb(ポンド)程度の軽いラインを巻けば、ホンモロコ釣りには十分です。
クエ釣りでは、ドラグ性能が高い大型の両軸リール(手巻きまたは電動)と太めのラインが必要です。ナイロン80号前後、最新のPEラインでは30~40号相当の強度が目安です。長時間のファイトに備え、ラインは200m以上巻けるものを選びましょう。

針とハリス

ホンモロコには市販のウキ釣り用小型針と、ハリス1~3号(ナイロンまたはフロロ)が適しています。
クエ(モロコ)釣りでは、専用の大型釣り針(インターフックなど)と太いハリスが必要です。ハリスは通常60号以上を使用し、状況に応じて80~100号にします。太くて硬いハリスを結ぶにはチューブでチモト部を補強し、締め込み器具を使うと安全です。

おすすめの仕掛け例

ウキ釣りと泳がせ釣りの二種類が一般的ですが、釣り場やターゲットに応じて仕掛けを選びます。ここでは代表的な仕掛け例を紹介します。

ウキ釣り仕掛けの作り方

ウキ釣りでは、仕掛けに浮きを組み込んで魚のアタリを視覚的に捉えます。
ハリスの上部に適当な大きさの浮きを付け、下部には小さなオモリを調整して深さをセットします。仕掛けは一般にウキ下0.5~1mほどの棚(タナ)でホンモロコが回遊する層を狙います。
小型の針に赤虫などを付ければ、春先の浅場で入れ食いを楽しむことができます。

泳がせ・投げ釣り仕掛け

泳がせ釣りでは活き餌(小魚など)やデッドベイト(死んだ魚)を使います。仕掛けはシンプルにエダス付き一本針仕掛けの場合が多く、ハリスは5m以上と長めに取ります。
投げ釣りでは竿を使って広範囲に餌を飛ばし、水底や地形変化を探ります。オモリは数十号(約30~50号)が一般的で、潮流にも対応できる重さを選びます。クエ釣りでは特にオモリを針元に取り付けて餌を底付近に留める工夫が重要です。

大型モロコ用の強力仕掛け

クエ(モロコ)などの大型モロコ狙いでは、極太の針と強力なハリスを用いた仕掛けを組みます。
例えば市販の仕掛け例では、針はMO針や大型バーブ付き針、ハリスは80号以上を基本とし、状況に応じて100号以上も使います。浮力が強い餌(サバの身などのデッドベイト)を使う場合は、針元に重り(沈めオモリ)を装着して餌が浮き上がらないようにします。
竿は凝縮力と粘りのあるヘビー級、リールは大容量かつ安定したドラグのものを選びましょう。全体的にパワー最強の装備がモロコ(クエ)釣りには必要です。

重要: 大型モロコの泳がせ仕掛けでは、死にエサが浮いてしまうのを防ぐために針元にオモリ(ウキゴムや鉛)を付けます。これにより餌が底付近に留まり、食いつきが良くなります。

モロコ釣りに有効な餌

モロコ釣りで使う餌もターゲットによって異なります。ここではホンモロコ用とクエ用に分けて紹介しましょう。

ホンモロコ釣りに有効な餌

ホンモロコ釣りでは、小型の生餌が基本です。赤虫(アカムシ)やミミズ(サシ)をそのまま針に付けるのが一般的で、魚に鼻先でつつかれても外れにくいようにしっかりと刺します。
また、ワカサギ用の疑似餌(小型のワーム)を流用するのもアリです。投入後ゆっくりと仕掛けを沈め、群れの下を漂わせるようにすると効果的です。

クエ(モロコ)釣りに有効な餌

大型モロコ(クエ)釣りでは、大きめの生き餌や死に餌が有効です。生き餌なら小型の青物(イワシ、アジなど)を使用し、針は複数本を仕掛けにセットして口周りに掛かりやすくします。
デッドベイト(例えばサバやアジの切り身)は群れに訴える効果が強く、仕掛けにも掛かりやすいですが外れやすいので、背掛けや牙下掛けでしっかりセットしましょう。オキアミやイカタンは小型のエサとして併用できます。

餌の付け方と工夫

餌の付け方も釣果に影響します。ホンモロコ用の赤虫は、針全体に絡ませるようにして装着し、ついばまれても抜けないようにします。クエ用の魚餌は、一つの仕掛けに複数の針を付けて同じ餌を共有する方法も有効です。
大物相手には耐久性が重要ですから、ハリにゴムやチューブを通して餌持ちを良くしたり、エサが自然に浮かないように小さなオモリやウキゴムを併用したりしましょう。

仕掛けの作り方・結び方

仕掛けを組む際は、強度と正確性がポイントです。継ぎ目や結び目が甘いと大物に切られてしまいます。ここではハリスと針の結び方、サルカン・スイベルの使い方などを説明します。

ハリスと針の結び方

ハリス(太糸)と針を結ぶ際は丈夫な結び方が必要です。ハリスが太い場合は内掛け結び(スリーブ結び)でしっかり締め上げ、細い場合はチチワ結びで結節部の強度を確保しましょう。結び目は仕上げに滑り止めを塗布すると安心です。
スナップやダブルライン用サルカンなどが使われることもありますが、信頼できるスイベルを利用するとラインのヨレ防止になります。大きな魚に備え、結び部分は指で強めに引っ張って確かめておきましょう。

サルカン・スイベルの使い方

サルカン(スリーブ)やスイベルは、仕掛けを強化する目的で使用します。太いハリス同士を繋ぐ場合はサルカンを入れ、ハリスと針元を固定するつなぎ目として使います。スイベルはラインのヨレを防ぐので、大物釣りでは特に効果的です。
たとえば、モロコ釣りでは針元からエダスまで長い仕掛けになることが多いため、複数箇所にサルカンで強度アップを施します。また、ハリス自体が長い場合はバラシ防止用の小型スナップ+スイベルの併用が有効です。

仕掛け強度のチェック方法

仕掛けの強度は必ずチェックしましょう。実釣前に糸や結び目を指で引き締めてゆるみがないか確認し、特にチモト周りは針金ハリスと糸の強度差がないか確かめます。
また、フックはサビや傷がないか毎回点検し、必要に応じて交換します。余裕を持たせたラインテンションで糸切れを防ぐのもポイントです。

モロコ釣りのポイントとテクニック

仕掛けが整ったら、釣り場の状況やテクニックで勝負します。モロコ釣りで押さえておきたいポイントを解説します。

釣り場と季節

ホンモロコは春の産卵期(3~5月)に浅場に集まるため、湖沼や川の流れ込み付近が狙い目です。藻場のない場所を意識しましょう。一方、クエは夏~秋にかけて沖合の岩礁帯で釣れることが多く、潮通しの良い深場で待ち受けます。乗合船も活用して、水深20~70mを狙いましょう。
地域や漁協ごとに禁漁期間がある場合もあるので、事前に確認しておくことが大切です。

アタリの感知と合わせ

モロコのアタリは魚種によって異なります。ホンモロコは微弱なアタリなので、ウキのわずかな動きや竿先の違和感に集中してアワせましょう。ゴンという衝撃が来たら即アワセです。
クエの場合、食い込みが非常に浅いのでバラシやすいです。ドラグを効かせて突っ込みをいなし、魚が落ち着いてから慎重に巻き上げます。合わせ過ぎず待つのがコツです。

釣果を伸ばす工夫

仕掛け調整で釣果を伸ばせます。まずウキの浮力やオモリの重さをリグごとに試し、魚が違和感なく餌にアタックできるようにします。潮流が強い時は錘を重くして仕掛けを安定させ、流れが緩い時は軽めにして自然に漂うようにしましょう。

  • 仕掛け投入後は竿先で軽く誘いを掛けること
  • 潮流に合わせてオモリやウキの調整を行う
  • 常に新鮮な餌を付ける
  • ラインテンションを一定に保ちアタリを逃さない

また、餌は頻繁に交換し、新鮮なものを付けることが重要です。エサが川虫やアミエビなら時間が経つと食いが落ちるため、休憩ごとに交換しましょう。モロコは高級魚なので群れがいても食い渋ることがありますから、ウキをゆらして浮かせるなど動きを付けて誘うと効果的です。

まとめ

モロコ釣りは対象魚によって仕掛けや道具が大きく異なりますが、基本となるのはターゲットに合わせたタックル選びと仕掛け設計です。まずはホンモロコのウキ釣りで魚の習性をつかみ、慣れてきたら泳がせ釣りや大型魚狙いにチャレンジしましょう。こまめな仕掛けチェックと餌の交換を怠らず、今回紹介したポイントを参考にすれば、釣果アップが期待できます。