埼玉でワカサギ釣り！食べ方から釣果情報まで

冬の風物詩といえばワカサギ釣り。実は埼玉県内にも釣りスポットがあり、初心者からベテランまで楽しめます。魅力的で手軽な冬のアウトドアとして家族連れや友人同士で盛り上がれるのが特徴です。最新の釣果情報によれば、一度に数十匹の釣果が報告される日もあるようです。
ここでは埼玉のワカサギ釣りに必要な道具やルール、人気の釣り場や釣り方のコツ、釣ったワカサギのおいしい食べ方や釣果動向まで分かりやすく解説します。釣りを始める前にぜひ参考にしてください。

冬の澄んだ空気の中、釣り場でのワカサギ釣り体験を満喫してください。

埼玉でワカサギ釣りを楽しむために

埼玉県は関東地方に位置しながら、山間部にダム湖が多く、実はワカサギ釣りの穴場が点在しています。冬は冷え込みますが、管理された釣り場が整備されており、初心者やファミリーでも楽しみやすい環境です。まずはワカサギ釣りの魅力と必要な準備を確認しておきましょう。
初めての釣りでもマナーや必要な装備を知っておくだけで安心です。

ワカサギ釣りの魅力

ワカサギは群れで回遊する魚なので、仕掛けを投入すると次々に釣れる楽しみがあります。小型で取り込みが簡単なため、初心者や子ども連れのファミリーにもおすすめです。そのまま天ぷらや唐揚げにして食べれば、絶品の美味しさを味わえます。
冬の澄んだ空気の中で新鮮なワカサギを味わうのは格別で、ワカサギ釣りの大きな魅力と言えるでしょう。

必要な釣り道具と服装

ワカサギ釣りでは専用の小継ぎ竿と胴突き仕掛け（複数の小針を連ねた仕掛け）が使われ、軽いオモリでアタリを取ります。湖が凍りにくい埼玉では、主に岸釣りやボート釣りがメインです。
服装は防寒対策が必須で、暖かいジャケットや手袋、帽子を着用しましょう。重ね着で体温を調整できる服装が安心です。

遊漁券と釣り場ルール

ワカサギ釣り場はほとんどがダム湖のため、釣行前に漁業協同組合が発行する遊漁券を購入しておきましょう。釣具店や管理所窓口で日釣り券や年券を入手でき、必ず釣行前に手続きが必要です。

遊漁券は必携であるとともに、釣行後はゴミ持ち帰りなどマナーを守りましょう。他の釣り人と譲り合い、自然環境にも気を配って安全・快適な釣りを楽しむことが大切です。

埼玉のワカサギ釣りスポット紹介

埼玉県内には管理されたワカサギ釣り場が複数あり、それぞれ特徴があります。秩父地方のダム湖を中心に、初心者でも行きやすい釣り場が点在しています。ここでは代表的な釣り場とその魅力を紹介します。

奥秩父もみじ湖（滝沢ダム）

秩父市にある奥秩父もみじ湖（滝沢ダム）は2014年に釣りが解禁された比較的新しい釣り場です。桟橋からワカサギ釣りができ、秋には紅葉も楽しめます。活性が高い日は数釣りが期待できるのが魅力です。
遊漁券は秩父漁協発行なので、事前に購入して必ず携帯してください。

名栗湖（有間ダム）

飯能市の名栗湖（有間ダム）は、美しい湖畔と透明度の高い水が魅力です。桟橋からの釣りのほか、名栗カヌー工房でレンタルしたカヌーで湖上の好きな場所から釣ることもできます。周辺には公園やトイレもあり、家族連れにおすすめです。
遊漁券は入間漁協が発行しています。釣行前に近くの釣具店や管理所で購入しておきましょう。

秩父さくら湖（浦山ダム）

秩父市の浦山ダム（秩父さくら湖）は、広い湖面と桜が映える美しいポイントです。湖畔や桟橋から釣りができ、レンタルボートも利用できます。釣り場は駐車場やトイレが整備されており、ファミリーにも人気です。
遊漁券は秩父漁協発行で、事前に購入してから釣りに臨みましょう。

円良田湖

寄居町にある円良田湖は、湖岸に複数の桟橋が設けられた広大な釣り場です。水深が浅く魚群が回遊しやすい環境で、群れに当たると数釣りが楽しめます。駐車場も完備されており、アクセスしやすいのが魅力です。
遊漁券は地元の釣具店や管理所で販売されていますので、忘れずに購入しておきましょう。

秩父湖（二瀬ダム）

秩父市の秩父湖（二瀬ダム）は、温泉施設が併設されており、釣行後に入浴や食事を楽しめる釣り場です。岸釣りやレンタルボートでの釣りが可能で、南側には広い公園もあります。釣れるワカサギの数は安定しており、初めての人にもおすすめです。
遊漁券は秩父漁協発行で、釣り場入口付近や近隣の釣具店で購入できます。

ワカサギ釣りの時期と天候

埼玉県内では初冬から早春にかけてがワカサギ釣りのシーズンです。10月下旬から釣り場が開放され、11月中旬以降は水温が下がり釣果が上向きます。12月から1月にかけてがピーク期で、この時期は釣果が安定しています。日中でも冷え込む日があるため、防寒着をしっかり準備して臨みましょう。

シーズン・ピーク時期

一般的に埼玉のワカサギ釣り場は10月下旬〜翌年2月頃が漁期の目安です。中でも水温が安定する12月〜1月が最盛期で、魚の数も多くなります。盛期には一度の釣行で数十匹釣れることもあり、効率よく釣果を狙うならこの時期がおすすめです。

年間の気候と釣果

埼玉の冬は日本海側ほど雪が多くありませんが、寒気が入ると厳しく冷え込みます。晴天や暖かい日が続くとワカサギの活性が上がりやすく、釣果も好調です。一方で大雨や急激な暖冬は水温変化が大きく釣果に影響します。釣行前には天気予報を確認し、風の強さや雨の有無にも注意しましょう。

当日の天気と服装

釣行当日は特に冷え込みやすい早朝の気温に注意が必要です。厚手の防寒着や手袋、帽子を用意して防寒対策を万全にしましょう。風が強い日は体感温度が下がるため、風を遮るウェアやネックウォーマーがあると安心です。日が昇ると日差しで暖かくなることもありますが、影になると一気に冷えるので服装には余裕を持たせましょう。

狙い目の時間帯

ワカサギは朝夕など気温が低めの時間帯に活性が上がります。出船直後や日の入り前後は魚の反応が良く、小型の竿で仕掛けをゆっくり誘うと効果的です。天気が良くて日差しが出ている時間帯でも釣れますが、魚が深場に移動しないよう午前中の早いうちか夕方まで粘るのがおすすめです。

ワカサギ釣りの仕掛けと釣り方

ワカサギ釣りは主に湖岸や桟橋、ボートから行います。埼玉県内の湖では氷上釣りはほとんど行われないため、海釣りに近い感覚です。ここでは基本的な釣り方と、適切な仕掛け作りのポイントを見ていきます。

釣り方の基本

基本はゆっくりと仕掛けを動かしながらアタリを待つことです。エサを付けた竿先が小さく揺れるようなら掛けに行き、軽く竿をあおって合わせてみます。ワカサギはアタリが繊細なので、大きく合わせる必要はなく、小さなアタリにも丁寧に対応するのがコツです。焦らず竿先をじっくり観察しましょう。

岸釣り・ボート釣り

桟橋や堤防からの岸釣りは安定していて初心者向きです。魚群探知機が使える桟橋もあり、魚のいるポイントを狙いましょう。ボート釣りなら自由に移動できるのが利点で、水深の浅い場所や沖目を探れます。揺れに注意しながら竿を扱い、アタリを逃さないようにします。

氷上穴釣り体験

埼玉県では湖が凍ることは稀ですが、寒波が来た際には薄氷が張ることがあります。氷上釣り専用のドリルを使って穴を開ければ、氷上でのワカサギ釣りに挑戦できます。ただし安全には十分注意し、氷の厚さが十分か確認してから行いましょう。

仕掛けの選び方

仕掛けは3～5本針の胴突式が主流です。針は7～10mm程度の小さめがよく、胴体から1号程度の小さなオモリで落とします。針とエサの位置が自然に漂うように調整し、魚の目の前でゆっくり誘えるようにしましょう。

エサと釣り方のコツ

エサは赤虫や白サシ、イクラなどが一般的で、ワカサギが吸い込みやすいよう小さくして針に刺します。泳がせ釣りではなく、竿先を上下に動かして魚を誘いましょう。また、アタリがないときはエサを軽く動かしてリアクションを促すと反応が出ることがあります。

釣ったワカサギの食べ方とレシピ

釣ったワカサギはさまざまな料理で楽しめます。小型ながらクセがなく美味なため、定番の天ぷらや唐揚げはもちろん、南蛮漬けや酢の物にしても美味しくいただけます。鮮度を保つ下処理を行い、好みのレシピでおいしく味わいましょう。

鮮度管理と下処理方法

釣ったワカサギはできるだけ早くバケツに入れて生かし、持ち帰ったらすぐ鰓（えら）と内臓を取り除きます。小魚なので血抜きは不要ですが、流水で軽く洗って血や汚れを落としましょう。仕掛けを釣り歩く際はバケツの水を入れ替え、新鮮な水を保つことも大切です。

揚げ物（天ぷら・唐揚げ）

ワカサギの天ぷらは、衣が薄くサクサクに揚がるのが魅力です。衣には小麦粉と卵を少なめにして軽めに仕上げましょう。また、小さめのワカサギは丸ごと揚げても美味しいので、唐揚げにする際は塩や酒で下味を付け、油を180度に熱してカリッと揚げます。

南蛮漬けや酢の物

揚げたワカサギに甘酢だれをかけて南蛮漬けにすると、日持ちもしてお酒のつまみにぴったりです。玉ねぎや人参と合わせると彩りがよくなります。また、すし酢などを薄めに加えれば簡単なお酢の物にもなります。しっかり味をなじませた後、冷蔵庫でしばらく置いてから食べるのがおいしいポイントです。

まとめ

埼玉県内のワカサギ釣り場は充実しており、初心者でも楽しめる環境が整っています。釣り場ごとのルールや必要な装備をしっかり確認し、安全で快適な釣行を心がけましょう。釣ったワカサギはおいしく調理して、寒い季節の楽しい思い出にしてください。