堤防での冬の夜釣りがアツい!行くべきポイントと時間

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冬の寒い夜でも堤防から釣果を狙える冬の夜釣りは、多くの釣り人に人気です。冷たい海でも活性の高い魚が集まり、狙った獲物を手にする面白さがあります。防寒装備や安全対策をしっかり整えれば昼間以上の釣果も期待できるため、夜の海に挑戦する価値は十分です。本記事では、冬の夜釣りで訪れたい堤防ポイントや狙える魚種、適した時間帯、さらに役立つ装備・安全対策まで詳しく解説します。これから冬の夜釣りに挑戦する方はぜひ参考にしてください。

堤防で冬の夜釣りにおすすめの魚種と釣り方

冬の夜釣りでは低水温に強い魚がよく釣れます。代表的なターゲットは根魚(カサゴ・メバル)や底物(カレイ・アイナメ)、夜に活性が上がるアナゴやシーバスなどです。これらの魚は冬でも活発にエサを捕り、夜釣りで効率よく狙えます。まずは冬の堤防で狙いやすい主な魚種と釣り方のポイントを表で確認しましょう。

魚種 仕掛け・ポイント 狙い時期
カサゴ(根魚)・メバル ブラクリ仕掛けやワームで穴釣り 冬全般(寒いほど食い良し)
カレイ・アイナメ 投げ釣り・底釣り(アオイソメなどのエサ) 冬~春(産卵前の冬が活発)
アナゴ ぶっこみ釣り(イソメ・サバ切り身など) 冬全般(夜釣りの定番ターゲット)
シーバス ルアー・ミノー・ワーム 冬夜間(大型魚を狙える時期)

根魚(カサゴ・メバル)を狙う

堤防の穴釣りや消波ブロック周りではカサゴやメバルが好ターゲットです。低水温でも餌を捕る習性があり、防波堤の壁際やブロックと堤防の隙間に潜んでいます。ブラクリ仕掛けや小型のプラグ・ワームで底を探り、海草や石のかげに当てるように釣りましょう。夜は特にエサに反応がよく、手軽に根魚を数釣りできます。食べても美味しい魚なので、根魚狙いの釣り方をマスターしておくと冬の夜釣りでの外せない成果が期待できます。

大型底物(カレイ・アイナメ)を狙う

冬の堤防夜釣りではカレイやアイナメも狙い目。これらの魚は低水温を好み、真冬に産卵期を迎えるため活発にエサを食います。堤防からの投げ釣りで大型のカレイやアイナメが狙えます。仕掛けは投げ釣り用の仕掛け(天秤+針+オモリ)にアオイソメや青イソメなどのエサを付け、底をゆっくり探るのが基本です。特に夜間に潮が動く時間帯は活性が上がる場合があるため、満潮付近の時間を狙うと数釣りのチャンスが生まれます。

夜釣りで狙うアナゴ・シーバス

ナイトゲームではアナゴも見逃せないターゲットです。ぶっこみ仕掛けでイソメや切り身を使えば、冬でも高活性なアナゴがヒットします。アナゴは夜行性で、暗い時間帯に狙うと効率よく釣れます。また、大型魚として夜間のシーバス(スズキ)もおすすめです。冬場は冷水性のプランクトンや小魚が集まりやすく、港湾部や河口付近の堤防でシーバスが活発に動くことがあります。ミノーやルアーを使ったルアーフィッシングで狙うと、寒い冬でもドラマチックな大物との出会いが期待できます。

冬の夜釣りにおすすめの堤防ポイント

堤防での冬夜釣りでは、ポイント選びが釣果を左右します。狙い目は水深があり潮通しの良い堤防です。魚は深い場所を好むため、水深のある大型の堤防は冬でも魚影が濃くなりやすいです。次に、消波ブロックやテトラポットが配置された場所を探しましょう。漁礁代わりになる障害物は根魚の隠れ場となり、釣りやすいポイントが点在します。また、常夜灯や街灯の明かりがある堤防もおすすめです。夜釣りの際は明かりが漁火のようにベイトフィッシュを引き寄せ、その周辺に魚が集まるため、明るい堤防のサイドで釣りをすることで効率よくアタリを得られます。

水深がある堤防を狙う

冬は魚が深場に移動しやすいので、水深の確保できる堤防が狙い目です。沖合に突き出た長い堤防や、大きな港の防波堤は水深が深いことが多く、冬でも多様な魚が居ついています。地図や海釣りガイドで事前に水深情報を確認し、10〜15m以上の深場がある堤防を選びましょう。深い水域ではカレイやアイナメなど大型の底物も狙え、夜釣りでの仕掛け投入時に十分なレンジを探れます。

消波ブロックやブロック隙間

消波ブロックやテトラ周りは根魚を釣る絶好のエリアです。ブロック同士の隙間や下に小魚の隠れ場があり、魚が集まります。カサゴ・メバル狙いなら、こうした障害物周りで穴釣りをすると効果的です。仕掛けが枝の中に引っかからないように注意しつつ、根気よく探ることで大きな根魚やアイナメがヒットすることもあります。また、漁港内でも桟橋の基礎部分や係留ロープの近くなど、人工物の陰をじっくりチェックしましょう。

常夜灯のあるポイント

夜釣りでは照明が魚を寄せるため、常夜灯や街灯がある堤防は狙い目です。明暗部では小魚が集まりやすく、捕食者がその周りに待ち構えます。常夜灯の光に照らされた水面付近では、夜行性の魚がエサを探しに来るため、浮き釣りやミノーなどでもヒットが期待できます。足元付近だけでなく、水面下10m程度まで照らすようにライトを持参すれば、水中の様子がわかりやすく安心です。

冬の夜釣りに適した時間帯と潮汐

冬の夜釣りでは、時間帯と潮の動きを意識することで釣果を大きく伸ばせます。一般に冬は夜間のほうが干満差が大きくなりやすく、潮が動くタイミングが日中よりも夜に偏る傾向があります。そのため、深夜から明け方にかけての時間帯はチャンスです。特に満潮前後や干潮前後など潮の動き始めは魚が活発になる時間帯なので要チェック。加えて、満月より新月のときは月明かりが少なく潮流が発生しやすいとされるため、釣りに適しています。

干満差が大きい時間帯を狙う

冬の夜間は干満の差が大きくなる場合が多いので、満潮時または干潮時の前後に釣りをすることをおすすめします。満潮から下げ潮に入るタイミング、または干潮から上げ潮に移るタイミングは、水流の変化で魚が活性化しやすいです。なお、満潮が深夜や早朝にかかる日をチェックするか、釣行前に潮汐表を確認してベストな時合いを狙うようにしましょう。

夜明け前・夕マヅメを活用

冬は日没時間が早く日の出が遅いので、夕マヅメから夜、夜明け前までが効率良く釣れる時間帯になります。特に夜明け前の明るくなり始める時間帯は魚が活発になりやすく、真っ暗な時間帯に比べて高活性になることが多いです。また、日没直後のマヅメ時も魚がエサを求めて動き出すので狙い目です。これらの有利な時合は短いため、マヅメ時を逃さずポイントに入れるように計画しましょう。

潮回りと月齢に注意

潮回りは月の満ち欠けに左右されるため、月齢も意識してください。大潮のときは潮位が大きく動くため魚の摂餌場が変わりやすく、小潮時は魚の動きが緩やかになる傾向があります。一般に、年明けにかけては新月や満月付近で釣果が安定することが多いため、潮見表や釣果情報を参考に月齢ごとの釣り物を予測しましょう。

冬の夜釣りに必要な装備と防寒対策

冬の夜釣りでは通常以上の装備が必要です。寒さで手がかじかんだり、暗闇で足元を滑らせないようにしっかり準備しましょう。特に重要なのは防寒ウェアと照明器具です。以下に主な装備をまとめました。

  • 防寒着:保温性の高いジャケットやヒートテックインナーなど重ね着で防寒
  • ヘッドライト・ランタン:手元と周囲を照らす明るいライトで視界を確保
  • 手袋・防寒靴:防寒手袋(指先が動かせるタイプ)、防水の防寒靴で足元を守る
  • ライフジャケット:万が一の落水に備えて必ず着用する
  • 予備バッテリー・食料:長時間でも休憩できるよう飲料水や軽食、予備のモバイルバッテリー

重ね着でしっかり防寒

冬の夜は想像以上に冷えるため、防寒対策は徹底しましょう。中にヒートテックやフリースを着込み、上から防風性・保温性のあるアウターを重ね着します。ネックウォーマーや帽子を使い、体温低下を防ぎます。濡れ対策として撥水性の高いジャケットも有効です。また、化繊よりも自然毛素材のほうが保温性が高いので、存在するなら活用するとより快適です。

ライト・照明器具を用意

夜釣りではヘッドライトが必須です。手元や足元、仕掛けの操作に両手が使えるヘッドランプが便利です。さらに大きめのランタンを用意すれば、周辺を明るく照らして夜でも歩きやすくなります。常夜灯が遠い場所では手持ちライトもあると安心です。トラブルを避けるため予備電池やモバイルバッテリーも忘れずに持っていきましょう。

滑り止めなど足元対策

堤防は海水や苔で足元が滑りやすくなるため、滑り止め付きのシューズやブーツを用意します。特に冬はウエットスーツやゴム製長靴にインナーソックスを合わせると防寒になります。クーラーボックスを腰に下げて移動する場合は転倒しやすいため注意し、必要であれば腰巻き用ベルトで固定しておくと安心です。

釣り道具と予備品

釣り具は万全を期しておきましょう。風が強い日は風飛び対策として重めのオモリを使い、根掛かりしても回収しやすいワームを活用すると便利です。予備のラインや針も多めに持参し、仕掛けの不意の切れにも対応できるようにします。特に夜間はトラブルが起こりやすいため、補助ライトや小さい工具類も準備しておくと安心です。

冬の夜釣りの安全対策

夜釣りは楽しい反面、危険も伴います。特に冬の海は急激な潮位変化や冷水による低体温症、滑落事故のリスクがあります。安全に楽しむために次のポイントに注意してください。

  • ライフジャケットの着用:必ず着用し、浮力体で身を守る
  • 足元の滑り止め:滑落防止のため滑りにくい靴と注意深い足運びを
  • 天候・海況の確認:釣行前に風速・波高を確認し、危険な日には無理をしない
  • 体調管理と連絡手段:十分な睡眠・食事で体調を整え、スマホや携帯ラジオで状況を常に把握

ライフジャケットを常に装着

冬の堤防は気温の寒さだけでなく水温も低いため、落水事故は命に関わります。ライフジャケットは必ず常着し、万が一足を滑らせて海に落ちた場合でも浮力がある状態でいられます。特に波が堤防を洗う夜間や風が強い日は慎重に行動し、ライフジャケットは着用したまま釣りをしましょう。

足元の滑りや転落防止

堤防上はコンクリートでできており、波しぶきや苔で非常に滑りやすくなります。ロープ張り歩行や障害物に寄りかかるなどして足元を確保し、雨天時や波浪がある場合は釣りを控えましょう。照明で足元を照らしながら動き、釣り場から離れる際も立ち止まって周囲を確認します。一人での釣行はリスクが高いため、可能であれば仲間と一緒に釣りをしましょう。

事前に天候・海況を確認

釣行前には必ず天気予報を確認し、風速と波の高さをチェックします。特に冬は前線通過で急に風が強まることがあるため、突風や高波の予報が出ている場合は釣りを避けるべきです。夜間は気温がさらに下がるので、凍傷や低体温にも注意が必要です。寒暖差による体調不良の兆候があれば無理をせず釣り場を離れるようにしましょう。

体調管理と連絡手段の確保

長時間の夜釣りは疲労や体温低下を招きますので、休憩と水分補給をこまめに行ってください。特に冬は喉の渇きを感じにくいので意識的に温かい飲み物を摂るのが効果的です。また、万が一に備え携帯電話の充電を十分にし、GPSや位置共有できるアプリを活用しておきましょう。単独行動は危険ですから、家族や友人に釣行先と帰宅予定時刻を伝えておくことも大切です。

まとめ

冬の堤防夜釣りは厳しい環境だからこそ得られる魅力があります。根魚や底物といった低水温に強いターゲットが釣れ、適切な時間帯とポイント選びで大物のチャンスも広がります。釣行前には対象魚に合わせた仕掛けを用意し、潮回りや月齢も確認しておきましょう。同時に防寒対策と安全管理を怠らなければ、寒い冬の海でも安心して釣りを楽しめます。冬本番を迎えて釣り場が空くこの時期、最新の情報と十分な準備で夜の堤防に出かけ、大物釣りに挑戦してみてください。寒さに負けず竿を出せば、きっと素晴らしい釣果が待っています。