クロマグロ釣りの最適な場所と釣り方を公開【神秘を解明!】

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海の王者とも呼ばれるクロマグロ。その圧倒的な巨体と豪快な引きは釣り人に夢と興奮を与えます。ただし激減する漁獲量と厳しい遊漁規制により、釣行には常に最新情報の確認が欠かせません。
本記事では初心者からベテランまで役立つ釣り方や必要な装備、狙い目の釣り場を詳しく解説し、最新情報に基づく注意点もしっかりお伝えします。夢の大物を手にするための必読ガイドです。

クロマグロ釣りの釣り方と狙うべき場所

クロマグロ釣りは壮大なゲームフィッシングです。ここでは主な釣法を解説し、釣果につながるポイントの選び方も紹介します。

キャスティング(ルアー釣り)

キャスティング釣りではルアーを水面や表層に投げ込み、ナブラ(小魚の群れが海面付近で捕食行動中)を狙います。潮目や魚影が見えるポイントで効果的で、ルアーを手返し良く動かしながら大型魚の反応を引き出すゲーム性が魅力です。
使用するルアーは主にトップウォータープラグ(ポッパー、ペンシル型)、そして沈むメタルジグなどです。ポッパーは水面でポップ音や波紋を出しながら誘い、ペンシルは水中で波動を発生させます。メタルジグはキャスト後にジグを沈め、フォールやジャークでリアクションバイトを誘います。

泳がせ(活餌釣り)

泳がせ釣りは、小魚やイカ類の活餌を使う手法です。サバやイワシ、ムロアジなどを生き餌とし、船を流しながら海中に泳がせます。潮流に乗って漂わせた活餌にクロマグロが飛びつけば、大型の迫力あるファイトが始まります。
仕掛けは一本針や二本針の泳がせ用が一般的で、餌をしっかり掛けます。釣り船ではコマセ(撒き餌)を併用して餌の存在をアピールすることもあります。大型マグロがヒットしたら破断しないようドラグを調整し、力任せではなく竿をためて慎重に浮かせるよう心がけましょう。

ジギング・タイラバ

クロマグロ釣りではジギング(メタルジグ釣り)やタイラバも行われますが、主に船で大型を狙う手法です。メタルジグを大遠投して高速巻き上げし、マグロにアピールします。ジグがヒットすると、一気に走る巨大なパワーとの格闘になります。
タイラバはヘッド付きルアーを海底や中層で跳ね上げるもので、根魚向けですが、一部釣り人がクロマグロ狙いにも使用します。どの場合も粘り強いやり取りが求められ、根負けしないタックルと集中力が必須です。

狙うべきポイントの選び方

ポイント選びはクロマグロ釣りの鍵です。クロマグロは小魚を追って回遊するため、プランクトンやイワシ・サンマなどのベイトが集まる潮目や海峡、湾や魚礁周りが好ポイントになります。潮通しが良く黒潮の影響を受ける海域や、沈み瀬の近くなど海底地形が変化する場所は魚影が濃くなる傾向があります。
また、天候や潮汐も重要です。満潮前後の動き出しや下げ潮で流れが加速するタイミングは魚が活発になりやすく、早朝や夕方の時間帯もチャンスです。釣果情報や船長のアドバイスを参考に、潮回りや風の向きを考慮してポイントを選びましょう。

クロマグロの特徴と基本情報

クロマグロはマグロ類の中でも最大級の巨魚で、日本では「本マグロ」として高い価値を持つ魚です。成魚は体長3m、体重500kg近くになることもあり、筋肉質でパワフルな引きが特徴です。市場では1kgあたり数千円以上で取引される高級食材で、その美味しさから釣りのターゲットとしても人気があります。
生息域は主に北太平洋の冷温帯で、日本沿岸からカナダ南部まで広く回遊します。産卵は夏(6~8月)に南日本近海で行われ、孵化した稚魚(メジマグロ)は黒潮に乗って北上成長し、成魚になると再び日本近海に戻って産卵します。英名は「Pacific bluefin tuna」、幼魚期には関東で「メジマグロ」、関西で「ヨコワ」とも呼ばれます。

クロマグロ釣りのシーズンとベストタイミング

クロマグロの回遊は季節によって変化し、地域ごとに釣れる時期が異なります。暖かい春から夏にかけては南方から北上し、伊豆諸島や相模湾、九州北部など南日本で釣果が増えます。秋になると北海道や日本海側に移動し、特に秋口から冬にかけて大物がヒットすることが多いです。狙い目は産卵前後の期間で、5~8月は全国的に釣果が期待できるピークシーズンです。
潮汐の影響も大きく、満潮直前や下げ潮の開始時は潮流が変わるため魚の活動が活発になりやすい傾向があります。早朝や夕方はプランクトンが上ずる時間帯でもあり、クロマグロの活性が上がりやすいので釣行時間の参考にしましょう。

クロマグロ釣りのタックルと仕掛け

クロマグロ釣りには相応の大型タックルが必要です。ロッドは大型魚のパワーに耐えるため全長約1.8~3m、胴のしっかり残る7:3~6:4調子のヘビー級が基本です。リールは大容量スプールを備えた両軸リールを使い、1回転で80cm以上巻き取れるものが理想的です。
ラインはPEラインの5号以上を使用し、先糸(リーダー、ハリス)はフロロカーボン10号以上が目安です。特に大型が出やすいエリアではハリスを18号以上と太くし、ぶらし切れを防ぎます。フックは丸セイゴ針や袖針の大型を選び、大きな餌をしっかり掛けつつ太軸で強度を確保します。ドラグ設定はやや緩めにし、ヒット後の急速な走り出しにもラインが滑るように調整しましょう。

クロマグロ釣りにおすすめの餌・ルアー

クロマグロ釣りでは、活き餌による泳がせ釣りとルアー釣りの大きく2種類があります。活き餌としてはイワシやアジ、小サバ、ヤリイカなどが使われ、船から投入して海中で泳がせます。エサ釣りではコマセ(アミエビなど)も併用して魚を寄せることが重要です。活き餌釣りは食いつきが良く、口を使った大型個体に有効です。
ルアー釣り用のルアーとしては、表層を攻めるトップウォータープラグ(ポッパーやペンシルベイト)と、中層~深層を狙うメタルジグが代表的です。トップ系ルアーはマグロの活性が高いときに大物を引き出しやすく、水面を大きく波立たせて誘います。メタルジグはキャスト後にジグを沈めてから早巻きやジャークを加え、突然のリアクションバイトを狙います。状況に応じて餌とルアーを使い分けることが釣果アップのコツです。

クロマグロが釣れる注目の釣り場

北海道・東北地方では、津軽海峡周辺が代表的なポイントです。特に青森県大間や北海道函館沖の津軽海峡は大型クロマグロの通り道で、秋~冬期もチャンスがあります。北海道東部では7~9月に函館沖や室蘭沖、噴火湾沖などで釣果が上がります。また秋田県飛島沖や山形県沖も6~11月に良型が狙える穴場として注目されており、乗合船も運航されています。これらのエリアでは流れが速い潮目を中心に探り、積極的に魚探を活用しましょう。ただし規制の影響で釣行できる期間に制限があるため、事前に情報確認が必要です。

伊豆・関東周辺の狙い目

関東エリアでは伊豆諸島沖が有名な好釣り場です。東京から船で行ける伊豆大島、神津島、八丈島沖などでは4月~10月がシーズンで、特に伊豆大島の南沖は近年大型の実績が増えています。相模湾沖や房総半島沖でも夏場にクロマグロが釣れ、キハダマグロと混ざってヒットすることがあります。
これらのエリアではルアー釣りと泳がせ釣りがどちらも行われています。初心者はまずイワシやムロアジを釣って泳がせ釣りを試すのがよいでしょう。潮通しの良い島周りや、急深になっているドロップオフ沿いがポイントです。また相模湾や東京湾口などでは冬に大型が入ることもあり、オフシーズンでもチャンスがあります。

中部・西日本エリアの主要ポイント

中部・西日本では、日本海側のポイントが知られています。新潟県粟島沖や福井県沖(玄達瀬)は夏場にクロマグロが狙える一級ポイントで、7~8月頃に良型が期待できます。一方、静岡・三重など太平洋側中部沿岸では秋~冬にかけて相模湾北部以南の海域で大型クロマグロの釣果が報告されています。
瀬戸内海周辺でも時折クロマグロの反応が見られますが乗合船は少ないため、釣行の際は漁港や釣具店で情報を集めましょう。アクセスしやすい岬周りや水深のある海域で、泳がせ釣りなども活用して良型を狙えます。

九州・南日本の人気スポット

九州・南日本では潮通しの良い太平洋側や長崎県対馬沖、五島列島周辺でクロマグロが観察されています。特に秋口以降、九州北部や対馬沖で群れが入ることがあります。ただし乗合船は限られているため、情報収集は念入りに行う必要があります。
沖縄周辺や南西諸島では幼魚(ゴンタ、シビ)狙いの釣りが可能ですが、巨大魚を狙うためのポイントは島の南側の高水温海域やルート上の海域が注目されます。実釣の際は現地の船宿に問い合わせ、安全に配慮して挑みましょう。

クロマグロ釣りの注意点と遊漁規制

クロマグロ釣りは大物相手のため、遊漁規制と安全対策の理解が不可欠です。最新の規制情報を確認して法令遵守を心がけましょう。

遊漁規制の概要

クロマグロ釣りには遊漁者向けの漁獲枠が設定されており、全国での累計漁獲量が一定量に達すると釣り自体が禁止されます。水産庁のクロマグロ遊漁情報サイトで最新の採捕禁止状況を必ずチェックし、釣行可能な時期に出航するようにしましょう。規制対象は持ち帰りだけでなく、キャッチ&リリースも含まれる場合があります。違反した場合は重い罰則が科せられますので、常に最新情報を確認して行動してください。

リリース義務とサイズ規制

クロマグロの未成魚(体重30kg未満)の採捕は原則禁止となっており、釣れてしまった場合は必ず速やかにリリース(再放流)しなければなりません。また、特定の期間・海域で全域採捕禁止となる場合があります。これら規制はクロマグロ資源を守るために不可欠です。ルールを守って釣行し、海洋環境と資源保護に協力しましょう。

安全対策と釣りのマナー

クロマグロは短時間で激しい突っ込みを繰り返すため、安全対策が重要です。出航前には必ず天候と海況を確認し、強風・濃霧・荒天時は無理をしないようにしましょう。タックルの結束部やラインのチェックも入念に行い、大物が掛かった際にトラブルがないよう準備します。ライフジャケットの着用は必須で、不測の事態にも備えましょう。また、漁場で漁師や他の釣り人と出会った際には挨拶を忘れず、ゴミの持ち帰りなどマナーを守って楽しい釣りを心がけます。

まとめ

クロマグロ釣りは大物との格闘を楽しめる一方で、釣れる時期や場所、装備、規制といった情報が釣果を左右します。ここではクロマグロの基本的な生態、シーズン、代表的な釣り場、釣り方やタックルについて解説し、さらに遊漁規制や安全対策など重要なポイントも網羅しました。釣行前には必ず最新の遊漁規制情報を確認し、安全装備を整えて挑みましょう。最適なシーズンに適切な装備と情報を武器にすれば、夢にまで見たクロマグロとの出会いが実現するかもしれません。釣り人の好奇心と準備で神秘のターゲットに挑戦し、ぜひその魅力を体験してください。