釣り人必見！カゴ釣りに最適な投げ竿を徹底比較

投げ竿を使ったカゴ釣りは、遠投力を活かしてアジや真鯛、青物などを狙う魅力的な釣り方です。長めの竿と重めの仕掛けを組み合わせることで、堤防やサーフから沖のポイントへ一気に仕掛けを飛ばせます。最近では2025年向けの新作ロッドも登場し、ますます投げ竿カゴ釣りの注目度が高まっています。

このガイドでは、投げ竿カゴ釣りの基礎知識から必要な道具、釣り方、竿の違いまで徹底的に解説します。特に投げ竿を選ぶポイントやおすすめモデルも紹介するので、初心者から上級者まで満足できる内容です。

投げ竿で始めるカゴ釣り入門
投げ竿カゴ釣りに必要な道具と仕掛け
投げ竿でのカゴ釣りの釣り方とテクニック
投げ竿と磯竿：カゴ釣りに適した竿はどれ？
2025年最新！投げ竿カゴ釣りにおすすめのロッド比較
まとめ

投げ竿で始めるカゴ釣り入門

投げ竿（投げ釣り用ロッド）は、本来砂浜や堤防から重いオモリやエサを遠投するために設計された竿です。その特徴は長さとパワーにあり、竿先がやや硬く、体力を使って大きく振りかぶることで遠くへ仕掛けを飛ばせます。長さは通常4～6メートル程度で、磯竿よりも長いものが多いです。竿の号数（号表示）が大きいほど耐荷重が高く、多くの場合「3号～5号」程度の重量級ロッドが投げ竿に該当します。

投げ竿を使ったカゴ釣りでは、磯釣り用のカゴ釣りと同様にウキとカゴを使った仕掛けを遠投します。マーキエ（撒き餌）を入れたカゴを遠くへ飛ばし、近くに撒いた餌と合わせて魚を寄せます。アジ、サバ、グレ、真鯛、ヒラマサなど、コマセに寄ってくる魚がターゲットです。

投げ竿でカゴ釣りを行うメリットは、遠くまで仕掛けを届かせることで魚が集まりやすい沖合のポイントを狙えることです。特にサーフや足場の高い堤防では遠投性能が効き、大型魚との出会いのチャンスが広がります。ただし、投げ竿は長く重いため振り抜くのに体力が必要で、岸際での操作性もやや悪い点に注意しましょう。

投げ竿の特徴と選び方

投げ竿は遠投に適した設計ですが、カゴ釣り用に使う場合は号数（硬さ・負荷）を確認することが重要です。目安としては「3号～5号」の重めクラスが多く使われ、仕掛け（カゴ＋エサ＋オモリ）の合計重量が竿の適合オモリ範囲内に収まるロッドを選びます。竿が硬すぎると小型の魚ではアワセ切れが起こり、柔らかすぎると遠投力が落ちるため、3号（オモリ負荷約15～30号）か4号（30～40号）あたりがカゴ釣り用としてバランスが良いことが多いです。

長さは4.5～5.3mが一般的です。長い竿は投げやすく飛距離が出ますが、取り扱いが難しく重量も増えます。足場の高さや自身の体力に応じて選びましょう。また、最近の投げ竿には高弾性カーボンを使った軽量設計のモデルも増えています。価格の目安は1万円～3万円程度で、エントリーモデルからハイエンドまで幅広いラインナップがあります。

カゴ釣りの基本とターゲット魚

カゴ釣りは撒き餌と刺し餌を同時に使い、魚を効率よく集めるエサ釣りです。投げ竿で遠投した先でウキを立て、ウキがスッと沈んだときにアワセを入れて魚を掛けます。標的となる魚種は幅広く、イサキ、グレ（メジナ）、アジやサバの中型魚からヒラマサ、真鯛、ブリなどの大物まで狙えます。季節や場所により狙いが変わりますが、特に春から秋にかけては活発にエサを追うため釣果が期待できます。

カゴ釣りには「ライトカゴ釣り」と呼ばれるスタイルもあり、こちらは磯竿の間逆で軽めの仕掛けを使う方式です。しかし投げ竿を用いた場合は、通常のカゴ釣りと同様にしっかりとしたオモリを使い、遠くのポイントまで集魚効果を発揮させるのが特徴です。ライトカゴ釣りは3号くらいの竿（遠投性能重視の軽量磯竿）で行いますが、投げ竿はより重い号数で広範囲を探ります。

投げ竿でカゴ釣りをするメリットと注意点

投げ竿を使ったカゴ釣りの大きなメリットは、遠投によって魚が回遊する沖合へ仕掛けを届けられる点です。潮の流れに乗せてカゴを広範囲に流せるため、魚が反応する確率が高くなります。
また投げ竿は軽量モデルも多く、女性や高齢者でも慣れれば扱いやすい点も魅力です。

しかし長く硬い竿は初心者にとって最初は扱いにくい部分もあります。振り抜きに慣れるまでに時間がかかることがあり、腕への負担が増すため適度に休憩を挟むことが大切です。
また、竿先が硬い分、アジなど小型魚の合わせでは口切れが起こりやすい傾向があります。あらかじめクッションゴム（竿先に装着するゴム）を使うか、アワセを柔らかく入れる操作を意識しましょう。

投げ竿カゴ釣りに必要な道具と仕掛け

投げ竿カゴ釣りでは竿とリールに加え、カゴ釣り専用の仕掛けを準備します。まず竿と一緒に使うリールは、スピニングリールが主流です。バックラッシュが起こりにくく、ラインの放出がスムーズなので初心者にも扱いやすいからです。サイズは3000～4000番程度（PE3号以上が巻けるサイズ）が目安で、遠投性能を活かすために大口径スプールのモデルがおすすめです。両軸リール（ベイトリール）も飛距離重視の場合に使われますが、まずはスピンから始めると良いでしょう。

ラインは状況に応じてナイロンラインかPEラインを選択します。ナイロンはコストが安く伸びがあるため、小物相手での扱いが比較的楽です。初心者はナイロン4号前後から始めると無難です。
より飛距離を出したい場合は細いPEライン（PE3～4号）に太めのリーダーを組む方法も一般的です。リーダーにはナイロン5号～6号を20～30mほど巻いておくと、耐久性が上がり食いが良い魚もばらしにくくなります。

ロッド・リールの選び方

投げ竿は先述のとおり号数を確認し、自分の体力や狙う魚種に合わせて選びます。リールは軽量かつ耐久性のあるモデルが望ましく、砂や塩分が付着しやすい海釣り環境ではメンテナンスのしやすさも重要です。釣り具店で実際に手に取って重さやバランスを確かめると選びやすいでしょう。
予算に余裕があればブランク（竿本体）にカーボン素材を多用した高性能モデルを検討すると、投げ心地と感度が向上します。

ライン・オモリ・カゴのセット

ラインやオモリ、カゴを組み合わせるときは、竿の耐荷重範囲内に収めることが最優先です。
竿の「適合オモリ」表記に対して、カゴに入れるコマセ重量も加味します。例えば竿の目安が「10～15号」の場合、オモリ10号（約37.5g）を使ってもコマセを詰めたカゴを合わせると総重量が20号以上になることもあります。竿の負担を考えれば、表示上限ギリギリまで仕掛けを重くするのは避け、余裕をもった号数選びが肝心です。必要に応じてクッションゴムを仕掛けに入れて竿への衝撃を緩めたり、リーダーを長めにして糸ヨレを防ぎましょう。

カゴにはプラスチック製の反転カゴや金属製ロケットカゴなどがあります。軽い小型カゴは飛距離が出やすいものの、コマセ量が限られます。一方、大型カゴは風や潮流に強く、大量の餌を撒けますが、キャスト時の重さと竿への負担が増します。サーフや遠投したいときは大型カゴ、陸っぱりで狙いが近場なら小型カゴと使い分けましょう。

エサと撒きエサの種類と使い方

刺し餌（ハリにつけるエサ）にはオキアミやサバの切り身、イカなどを使います。魚種によって好みがあるので、現地で釣れている魚の餌を真似ると釣果が上がります。撒き餌（コマセ）にはアミエビのブロックや沖アミチューブ、練り餌などが用いられます。アミエビは多くの魚が好みコマセとして鉄板で、ブロックなら現地で解凍して使います。チューブタイプは手軽ですが、風が強い日は飛び散りにくいブロックや練り餌が向いています。

撒き餌をエサカゴに詰める際は、カゴの容量の8割程度に留めるのがポイントです。詰めすぎると着水時に餌が固まりすぎて流れが悪くなります。餌やコマセをカゴに詰めるには「すいこみバケツ」や箸を使うと手が汚れず便利です。出発前にバッカンなどでコマセを練り、撒き餌を小分けにして持参すると釣り場での作業がスムーズになります。

投げ竿でのカゴ釣りの釣り方とテクニック

釣り方の基本は「遠投して点を作り、潮に乗せる」ことです。急流では先端寄りで潮が速く魚の活性が高いことが多いので、ポイントがわからなければ潮通しの良い先端や角周辺を狙いましょう。仕掛けを大遠投したら、浮きが安定するまで軽く糸を出して待ちます。ウキが立つのを確認してから、竿を上下にゆするなどしてカゴのコマセを散らします。コマセが周囲に広がり魚が寄ったら、竿受けに竿を置いて待ちます。

アタリはウキの「ズボっ」と沈むアクションで分かります。ウキが浮かずに沈めば魚が餌をくわえた合図なので、すかさずリールを軽く巻いて糸ふけを取りつつ大きくアワセます。
リールを巻かずにそのままアワセても良いのですが、仕掛けがふわふわの状態だと合わせが甘くなるため、まず巻いて糸を張ってから竿を引いてフッキングすると効果的です。

キャスト時のポイント

投げ竿でのキャストは大きく振りかぶって仕掛けを振り切るのが基本です。リールのベールを返し、指でラインを押さえたまま竿を後方へ振り上げ、体の横から前方へ勢いよく振り出します。
指を外すタイミングは腕がほぼ満身前方まで来た瞬間で、手のひらの向きが10時～12時の間くらいが目安です。このとき力任せに投げるのではなく、竿のしなりを使ってビュンと振り抜くイメージで投げると飛距離が伸びます。

初心者は最初に矢印や陸壁など目印に向かって投げ分け練習をすると上達が早いです。遠投には慣れも必要なので、海や安全な場所でフォームを固めてから実際の釣りに臨むと良いでしょう。
ウェアや帽子に「しるし」をつけ、竿の先が最も振り上がったときに合わせるリリースポイントを体で覚えるのも効果的です。

仕掛けを流すテクニック

仕掛けを着水させたら浮きが立つまで待ち、まずは軽く竿をあおってカゴ内のコマセを拡散させます。これはアタリを出しやすくするためで、撒き餌と刺し餌が自然に合わさるようにする操作です。その後は竿を持ち替えて軽く糸送りをすると同時に、潮の流れに任せて仕掛けをゆったりと流します。東西の潮流が強くない場所では、カゴが止まってしまわないように目印（糸に付けた小ゴマ）を見ながら糸ふけを回収していきましょう。潮に乗せて遠くへ仕掛けを流すほど魚も寄りやすくなります。

また、潮が速いときはウキが沈みやすく、沈む前の「馴染み」という微妙な動きを見分け難いことがあります。その場合はオモリの重さを少し軽くしてウキの感度を上げたり、仕掛けにサルカンを付けて竿先の角度を変えるなど微調整すると仕掛けが違和感なく流れやすくなります。

アタリの取り方と合わせ方

カゴ釣りではウキが勢いよく入る「引き込みアタリ」が特徴です。魚が刺し餌を食べるとウキが一気に沈むので、その瞬間を逃さずアワセを入れます。ウキが消し込まれる前にリールを1～2回巻いて糸を張ると、大物が乗ってからの合わせが安定します。アワセは大きく竿を引く「合わせ」か、巻き上げながら竿を立てる「巻きアワセ」が基本です。ウキがゆっくり沈む場合はアジなど小型のアタリの可能性があるので、状況に応じて軽く送り込んでから合わせましょう。

魚が掛かったら、まずは慌てずに竿を寝かせて糸を緩めないようにやりとりします。タックルに余裕があればリールにドラグを設定し、大物とのやり取りを助けます。投げ竿は硬めなので、特に小魚が掛かったときは合わせを弱めにして口切れを防ぎ、逆に大物の場合は腰をローにして耐えると安全です。取り込み時は突っ込みをかわしつつ少しずつ寄せ、最後はタモや手で慎重に確保しましょう。

投げ竿と磯竿：カゴ釣りに適した竿はどれ？

カゴ釣りでよく比較されるのが「投げ竿」と「磯竿（遠投カゴ竿）」です。それぞれに長所短所があり、釣り場や狙い魚によって使い分けます。一般的に投げ竿は長くしなやかで遠投性能に優れます。前述のように振り抜きが良く、大きい糸巻で飛距離を稼ぎやすいのが特徴です。

一方、磯竿（遠投カゴ竿）は竿が張りと粘りを併せ持ち、アタリの感度が鋭く大物が掛かってからも粘り強く対応できます。遠投カゴ竿は長さ4.5～5.3m前後が一般的で、短めの竿は操作性と取り回しの良さがメリットです。

竿の違いをまとめると以下のようになります。

種類	特徴	適した釣り場・魚種
投げ竿 (キャスティングロッド)	長めで振り抜きが軽く、遠投性に優れる。バットパワーが強く重い仕掛けも扱いやすい。	サーフや高い堤防の遠投、青物や大型魚狙い
磯竿 (遠投カゴ竿)	ブランクが硬めで粘り強く、アタリが取りやすい。ガイドが外ガイド型のものが多い。	磯先端や港湾でのカゴ釣り、マダイ・青物など広範囲に狙いたい場合
磯竿 (ライトカゴ竿)	軽量で操作性抜群。小型カゴ向けで手返しよくアジ・サバ・メジナなど中小型獲りに適する。	初心者や近場を手軽に狙う堤防、軽い仕掛けで小型魚を多く釣りたいとき

投げ竿の特徴とカゴ釣り適性

投げ竿はそのサイズからパワーと飛距離を両立させているのが特徴です。大物が掛かっても竿がしなり糸を緩めて耐えられるので、ラインブレイクのリスクが減らせます。ただしアタリの感度は磯竿より劣る傾向があるため、ウキの動きからアタリを読みとる技術が必要です。

また軽量投げ竿は振り抜きやすい一方で、強引なやり取りには向かないこともあります。
総じて、遠くまで届くように仕掛けを投げたい時や堤防の高い場所から広範囲を探る釣り場で活躍します。

磯竿（カゴ釣り用）の特徴

磯竿はブランクが硬めで、特に食い込みの良さとパワーを兼ね備えています。マテリアルが強化カーボンなどで剛性が高いため、仕掛けの抵抗に負けずに飛距離を稼げるモデルも多いです。

外ガイドタイプでは自由なライン放出で遠投性能を高めることができ、インターライン（中通し糸）タイプでは風や糸絡みのトラブルを減らせます。磯竿の4号や5号は厚磯や堤防の先端でカゴ釣り用に設計されており、青物や真鯛など強い引きを受け止めるタフネスさがあります。一方で、竿が短めなので足場の低い堤防や磯で使いやすくなっています。

用途別の竿選びのポイント

釣り場が磯や足元が古くて潮通しが良い場所なら磯竿（5号前後）がおすすめです。遠投が必要なら4号でも機能しますが、大型狙いなら5号以上の号数を選ぶと安心です。サーフや大型堤防でより長距離を狙いたい場合は投げ竿を選びましょう。投げ竿は振り抜きが軽いため、腕力に自信がない初心者でも扱いやすい利点があります。

また日中しか釣行しないなら外ガイド投げ竿、夜や強風時でも糸絡みなく釣りたいならインターライン投げ竿という選び分けも参考になります。いずれの場合もスピニングリール併用が扱いやすいため、まずはスピニング対応ロッドを揃えるのが無難です。

2025年最新！投げ竿カゴ釣りにおすすめのロッド比較

近年のロッドは軽量化と高感度化が進み、投げ竿カゴ釣り用モデルも新素材を用いた製品が増えています。ここでは投げ竿カゴ釣りに適したおすすめモデルを初心者・上級者・コスパの3つの視点で紹介します。

初心者向けのおすすめ投げ竿

シマノホリデー磯 3-530：ライトな投げ竿として扱いやすく、遠投性能も備えたエントリーモデル。軽量でキャストが楽なため、初めて投げ竿を使う人に向きます。ファストテーパーでアタリも取りやすい仕上げです。
ダイワフリーギア X 4-450：価格と性能のバランスに優れた投げ竿。カーボン素材を使用しつつリーズナブルで、遠投時の振り抜きが軽快です。操作性が良く、小～中型魚狙いにも適しています。
がまかつレマーレプロトタイプ 5-450：青年や体力に自信のある初心者に。遠投向けにパワー設定がされており、仕掛けをしっかり飛ばせます。軽さよりパワー重視のため、大型魚への対応も期待できます。

上級者向けのおすすめ投げ竿

シマノブルズアイ遠投 3-520：前モデルより飛距離がさらに向上した遠投専用ロッド。超高弾性カーボンを使用し、張りがありながらも振り抜きやすさを兼備。高級感ある仕上げで遠投性能を極めたい上級者向けです。
ダイワメガディス 4-460：磯竿ベースで遠投性能を持たせたロッド。パイプシートでベイトリールにも対応し、大物でも安心して巻き取れる強度があります。広い範囲に仕掛けを飛ばしたいベテランにおすすめです。
ショアマニアック投げ3-50：ソルトルアー用ブランドから出た投げ竿モデル。極細ブランクながら剛性感があり、繊細な喰い込みとパワフルなキャストを両立します。ルアーロッドにも使えるユーティリティ性も備える注目モデルです。

コスパ重視のおすすめ投げ竿

Yahoo！ULA カゴ投げ竿 4-450：通販などで入手しやすい格安モデル。カーボン含有竿でそれなりに感度もあり、金額を抑えながら必要十分な性能を発揮します。初心者はもちろんサブロッドとしても便利です。
シマノキススペシャル 5-45：シマノの投げ釣り用竿ですが、カゴ釣りにも流用可能。全長が長く軽量感があるため、遠投を試してみたい人に向いています。コストパフォーマンスに優れ、ライトカゴ釣りにも対応できます。
ヤマガブランクスバトルゲーム投げ5-300：ヤマガブランドの投げ竿。全長短めで軽量なので、初心者がまず手に取る1本に適しています。細身ですがしっかりした張りがあり、オモリ負荷も広めに設定されているため安心感があります。