東京湾の金谷港周辺では脂の乗った大型アジ（通称・金アジ）が狙え、ライトタックルでも強烈な引きを楽しめる人気スポットです。 ただし釣果アップには最適な仕掛け選びが欠かせません。
2025年最新情報を交え、初心者にも分かりやすく金谷港アジ釣りに効果的な仕掛けと釣り方のポイントを徹底解説します。
金谷港アジ釣りにおすすめの仕掛けガイド
金谷港のアジは良型が多いので、仕掛けは細ハリス（1.5号など）を織り交ぜて食いの良さを重視しつつ、アワセたら素早く取り込めるようドラグは緩めに調整しておきます。
ポイント周辺には岩礁やテトラ帯もあるため、ビシは底ベタに落として根掛かりを防ぎ、魚が掛かった時は焦らずしっかりやり取りすることが大事です。
金谷港は脂の乗った大型アジ（通称・金アジ）がよく釣れ、ライトタックルでもスリリングなやり取りが楽しめるフィールドです。釣果アップには最適な仕掛け選びが欠かせません。
ポイントは海底近く（海面下25～30m付近）で、ハリス2号前後・仕掛け全長2m前後の胴突き仕掛けが標準です。
ライトタックルで狙う金谷港の黄金アジ
金谷港では根周りや魚礁と呼ばれるポイントを狙うことが多く、仕掛けはあらかじめ海面からタナを取って落とします。そのため道糸はPE1号前後、竿は全長約1.8mのライトゲームロッドがおすすめです。オモリはおよそ40号を使用し、リールは両軸手巻きでもよいですが、小型電動を使うと巻き上げが安定しバラシを減らせます。
ビシ仕掛けの基本と構造
ビシ仕掛けはオモリ一体型のコマセカゴを用い、大型アジでもしっかり掛けられる仕掛けです。
ビシにコマセを詰めることで広範囲にアジを誘え、ハリスや針を太くできるので大型狙いに有利です。ただし複雑な仕掛けなので絡まり（オマツリ）に注意し、仕掛けの管理は丁寧に行いましょう。
初心者向けおすすめ仕掛け
沖釣り初心者やファミリーには、失敗が少なく扱いやすい仕掛けが安心です。
自作が不安な場合は、船宿や釣具店で販売されている完成仕掛けを活用しましょう。
また、ビシ仕掛けの針数を2本に減らすだけで、仕掛けのトラブルを大幅に減らすことができます。
金谷港のアジ釣りポイントとシーズン
金谷港はフェリーターミナルと漁港が隣接しており、常夜灯も多いのでナイトゲームにも適したフィールドです。年間を通してアジが狙えますが、特に春から初夏にかけて数釣りが期待できます。 港内には釣具店や無料駐車場も近くにあり、初心者やファミリーにも人気の釣り場です。釣り場が混み合う時は周りの釣り人に配慮し、節度ある行動を心掛けましょう。
釣り場は主に北側の赤灯堤防周辺と、南側の白灯堤防や岸壁で狙えます。北側の堤防先端は足場が良く夕まずめにアジが往来しやすいポイントです。南側の堤防先端でもアジがよく釣れ、東京湾フェリーの発着時間前後は魚が寄りやすくなります。
金谷港の主な釣りポイント
釣り場は主に北側の赤灯堤防周辺と、南側の白灯堤防や岸壁で狙えます。北側の堤防先端は足場が良く初心者にも人気で、アジは夕まずめに活性が高くなることが多いポイントです。南側の堤防先端も釣り場となり、東京湾フェリーの発着時間帯には付近に魚群が集まりやすくなります。
釣れるアジの特徴
金谷港で釣れるアジは通称「金アジ」と呼ばれるブランド魚で、体表が金色に輝き脂乗りが抜群です。一般に20～30cm前後の肉厚な良型が多く、条件次第では40cm近いギガアジがヒットすることもあります。獲れたての金アジは刺身やアジフライなどにすると脂がしっかりのって絶品です。
おすすめ時期と潮汐
狙いやすい時期は春～初夏（4～6月）で、海水温が上がってエサの活性も高まる季節です。
特に4～5月は小イワシや小サバも回遊し、食いが盛んになる傾向があります。潮の動きが緩い日には浅場にも群れが寄り、潮見表（干満や潮流）を参考に良い時間帯を狙うのがおすすめです。
ライトタックルで狙う金谷港の黄金アジ
ライトタックルの基本は、感度と軽さのバランスです。長さ1.8m前後、7:3調子くらいのライトゲームロッドが使いやすく、手持ちで誘いをかけやすい硬さです。初心者には磯竿2～3号（ソリッドティップ付き）も扱いやすい選択肢となります。竿の柔軟性を活かし、アジの微かなアタリをしっかり取れるセッティングにしましょう。
釣り竿とリールの選び方
竿は感度に優れたライトゲーム用ロッド（全長約1.8m、調子は7:3程度）が適しています。
初心者には磯竿2～3号（ソリッド穂先付き）も扱いやすい選択です。リールは小型電動リールがあると巻き上げが楽ですが、手巻きリールでも使用可能です。電動・手巻き問わず、ドラグ性能の安定した両軸リールを選びましょう。
PEラインとハリス
道糸にはPE1号前後の細めラインを使用し、ハリスは金谷沖で大型アジにも対応できる2号前後（約2m）を基本にします。状況によっては1.5号に細くして食いを優先する方法もありますが、大型混じりの金谷港では2号程度のハリスが安心です。
ドラグ調整とアワセ方
ドラグは最初からゆるめに設定しておき、アタリが来たら魚の食い込みを確認してからしっかりアワセます。一気に巻き上げず、竿を立てて魚をいなしながら慎重に取り込むことがバラシを防ぐコツです。
仕掛けの種類と比較
金谷港では主にビシ仕掛けとサビキ仕掛けが使われますが、仕掛けの使い分けも重要です。
ビシ仕掛けは大型アジを狙い、群れが深場にいるときに有利です。一方で小型の群れを狙うならサビキ仕掛けが手軽です。状況に応じて次項の表も参考にしてください。
金谷港アジ釣りではビシ仕掛け・サビキ仕掛けの他に、手持ちのウキ釣りも選択肢のひとつです。以下に主な仕掛けの特徴と使う場面を比較表にまとめました。
| 仕掛け | 特徴 | おすすめ状況 |
|---|---|---|
| ビシ仕掛け | オモリ付きのコマセビシで、広範囲にコマセを効率よく撒ける。ハリス・針を太くでき、大型のアジ狙いに強い。 | 大型アジを狙う時や根周りのポイントで使用 |
| サビキ仕掛け | 複数本の小型針が付いた仕掛け。小アジの群れがいるときに素早く数釣りが可能。 | 初心者やファミリー釣行、小型アジを数多く狙いたい時 |
| その他（浮き釣りなど） | ウキを使った釣りでは、夜釣り用の電気ウキなどもあるが、金谷港では昼釣りが中心。 | 夜釣り時やゆったり釣りたい時に利用 |
ビシ仕掛け（カゴ釣り）の特徴
ビシ仕掛けはオモリ一体型のコマセカゴを用い、大型アジでもしっかり掛けられる仕掛けです。
ビシにコマセを詰めることで広範囲にアジを誘え、ハリスや針を太くできるので大型狙いに有利です。ただし複雑な仕掛けなので絡まり（オマツリ）に注意し、仕掛けの管理は丁寧に行いましょう。
サビキ仕掛けのメリット・デメリット
サビキ仕掛けは複数本の小針にラメや練りエサを付け、アミなども誘いに使う仕掛けです。
小型の回遊アジを効率よく捕らえ、多点掛けで短時間に数釣りできるメリットがあります。
反面、大型アジは針に掛かりにくく、潮流が速いポイントでは針が絡まりやすいデメリットもあります。
その他の仕掛け例
夜釣りでは電気ウキを使った浮き釣りでアジを狙う手もあります。しかし金谷港では日中の釣りが主流であり、多くの釣り人はビシ仕掛けやサビキ仕掛けを使用しています。ウキ釣りはビギナーの練習用や夜釣りのオプションと考えるとよいでしょう。
エサとコマセの選び方・使い方
金谷港のアジ釣りでは、アオイソメやオキアミを付けエサに使うことが一般的です。これに加えて、凍らせたアミコマセや市販の配合エサ（アジパワー等）をビシに詰めて使うと効果的です。
次に、具体的なエサとコマセの使い方をご紹介します。
アジ釣りに効果的な付けエサ
アジ釣りでよく使われる付けエサはアオイソメ（青イソメ）やオキアミです。アオイソメは数センチ程度に切って針の軸に巻きつけるように刺し、オモリが軽い針の場合はタラシ（余分なエサ）がしっかり付くようにしておきます。オキアミは凍ったままでもエサ付きますが、自然解凍して柔らかくしてから使うと針持ちが良いです。
撒き餌（コマセ）の準備と使用方法
ビシに詰めるコマセはイワシミンチやオキアミミンチが基本です。コマセはビシの底までぎっしり詰め、仕掛けを投入する際は最初にハリとエサだけを海面に垂らし、あとからビシを落とすと集魚力が高まります。ミンチに市販の配合エサ（アジパワー、パワーイソメ等）を混ぜると匂いが強まり、アジを寄せる効果がさらにアップします。
有効な誘い餌とトラブル回避
アジは海底近くを回遊するため、仕掛けは底（ベタ底）に着くまで落下させます。その後は竿先を軽くしゃくってコマセを拡散し、数秒待って誘いをかけるのが基本です。アジは吸い込みバリでも積極的に食い込むので、小さなアタリも見逃さないようにしましょう。
釣り方のコツと注意点
金谷港は人気釣り場のため、混雑時は隣との距離を広めに取って釣りましょう。足元に仕掛けが絡まりやすいので、周りの人に仕掛けが触れないよう配慮します。また漁港内は根掛かりも多いため、大アジの突っ込みに備えドラグを緩めに設定しておくと安心です。ゴミやエサは必ず持ち帰り、周囲に迷惑がかからないようマナーを守りましょう。
タナの取り方と誘い方
船長の指示ダナ（たとえば「27mまで下ろせ」といった指示）が出たら、まずビシ付きのカゴを海面から指示ダナの深さまで下ろします（30mまで落としてから竿1m分巻き上げ）。
その後は竿先を軽くしゃくってコマセを拡散し、アタリを待ちます。アジは吸い込みバリでも積極的に食い込むため、小さなアタリも見逃さないようにしましょう。
アタリの出方とアワセ方
アジが掛かるとウキ釣り同様、竿先にプルルルと小気味よいアタリが出ます。アタリを感じたらしっかり食い込ませてからゆっくりアワセましょう。取り込み時は慌てず、ビシが海面に見えるまで大きく巻き上げずに魚をいなしてから引き上げるとすっぽ抜け防止になります。
釣り場での注意点・マナー
駐車スペースが限られているため、釣り場に来る際は公共交通機関か近隣の有料駐車場を利用しましょう。キャップ類や服装は急な降雨・日除け対策を忘れずに。釣り糸やゴミは必ず持ち帰り、他の釣り人や港利用者への迷惑にならないようマナーを守って釣行してください。
まとめ
金谷港でのアジ釣りでは、春～初夏にかけて大型の金アジが好調です。付けエサはアオイソメ・オキアミ、コマセはイワシミンチを活用し、細めの仕掛けで底を丁寧に探ります。
小さなアタリも逃さず確実に掛け合わせることが釣果アップのコツです。
同じ仕掛けでも狙う魚のサイズで使い分けましょう。数釣りを楽しみたい時はサビキ仕掛け、大型を狙いたい時はビシ仕掛けが有効です。また釣り場では周囲の釣り人や環境に配慮し、ゴミの持ち帰りや道具の整理などマナーを徹底してください。
これらのポイントを守れば、金谷港のアジ釣りで満足のいく釣果が期待できます。
