船で挑むタコ釣り仕掛け!大量ゲットに繋がるテンヤとエサの工夫を伝授

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船からのタコ釣りは、仕掛けの選び方と操作次第で釣果が大きく変わる、とても戦略性の高い釣りです。
同じポイント、同じ時間に乗船していても、道具と誘い方が合っていないと数杯しか釣れない一方、コツを押さえた人は二桁安打も当たり前になります。
この記事では、船タコ専用テンヤやエギ仕掛けの最新セッティング、エサの付け方、ラインやロッドのバランス、さらに初心者がつまずきやすいポイントまで、実践目線で詳しく解説します。
これから船でタコ釣りを始めたい方はもちろん、すでに挑戦している方がワンランク上を目指せる内容になっています。

タコ釣り 仕掛け 船で押さえるべき基本と全体像

船からのタコ釣りでは、仕掛けの重さや形状、ラインシステム、ロッドとリールの組み合わせが、ボトムを正確にトレースできるかどうかを左右します。
タコは底周辺に潜み、仕掛けを乗せるように抱きつくため、底取りが曖昧だとアタリに気づかず、そもそもタコに見つけてもらえない状況になりがちです。
そのため、どの海域でどの水深を狙うのか、潮の速さや船宿のルールに合わせて、基本セッティングを組み立てることが重要になります。

また、同じタコ釣りでも、テンヤ主体の地域、タコエギをメインに使う地域などスタイルはさまざまです。
最近は、テンヤとエギを組み合わせたハイブリッド仕掛けも登場しており、初心者でも扱いやすいバランスが整っています。
まずは、船タコの基本タックルの全体像を理解し、自分の釣行エリアに適したベースを決めたうえで、エサや誘い方などの細部を詰めていくと、効率よくステップアップできます。

船タコ釣りの魅力と他のタコ釣りとの違い

船タコ釣りの魅力は、岸から狙えない沖のポイントを広範囲に探れることと、良型がまとまって釣れる可能性が高いことです。
陸っぱりでは届かないカケアガリや航路の際、人工物周りなどを、船長の経験に基づいた流し方で効率よく攻められるため、ヒット率が一段と上がります。
一方、タコは根掛かりの多い場所に着きやすいため、陸からだと仕掛けのロストが多くなり、攻めきれないエリアも少なくありません。

船では、潮流や風向きを読んでタコの付きやすい地形をピンポイントで攻められるうえ、タコの反応が悪ければすぐに移動できる機動力があります。
また、乗船中は周りの釣り人のヒットパターンを観察できるため、初心者が実戦の中で短時間にコツを吸収しやすい環境ともいえます。
岸釣りとの違いを把握しつつ、船ならではのメリットを最大限活かすことが上達の近道です。

船タコに必要なタックル構成の全体像

船タコの基本タックルは、専用または近似スペックのロッド、ベイトリール、PEラインとリーダー、そしてテンヤまたはエギ仕掛けという構成になります。
ロッドは1.8〜2.1メートル前後のショートロッドが主流で、先調子かつバットパワーのあるモデルが扱いやすいです。
タコの重さと鉛の負荷が一度に乗るため、柔らかすぎるロッドではフッキングが決まりにくく、硬すぎるとバラシが増えてしまいます。

リールはPEライン2〜3号を100〜200メートル程度巻ける小型〜中型のベイトリールが中心です。
カウンター付きモデルを使えば水深やタナを把握しやすく、再現性の高い釣りがしやすくなります。
仕掛けは、地域と船宿のルールに合わせて鉛負荷を選び、テンヤなら40〜60号前後、エギならオモリグタイプや専用シンカーを用いるのが一般的です。

地域や船宿によるルールの違いを理解する

船タコ釣りでは、船宿によって使用できる鉛の号数、エギやテンヤの数、トリプルフックの可否などが細かく定められている場合があります。
これは、オマツリの軽減や、根掛かりによる漁具へのダメージ防止、資源保護の観点からも重要な取り決めです。
予約時や出船前の説明で、仕掛けの規定や推奨タックルを必ず確認しておきましょう。

特に近年は、タコの資源状況に応じて、地域ごとに解禁期間や持ち帰り制限が設定されるケースも増えています。
釣果を伸ばすことは大切ですが、釣り場のルールとマナーを守ることが、長くタコ釣りを楽しむための前提条件です。
船長の指示に従い、疑問があれば遠慮なくその場で質問する姿勢が結果的に自分の釣果アップにつながります。

船タコ釣りテンヤ仕掛けの選び方とセッティング

テンヤ仕掛けは、エサをしっかりとホールドしつつ、ボトムで安定した姿勢を保てることが重要です。
船タコ専用テンヤは、ヘッド形状やフックの向き、エサの縛りやすさが考慮されており、初心者でも扱いやすく設計されています。
一方、潮流や水深、底質が変わると、最適な号数や色も変わるため、複数パターンをローテーションできるように準備しておくと安心です。

また、テンヤ自体の性能だけでなく、テンヤに接続するラインシステムやスイベルの有無も、仕掛けの捌きやすさやトラブルの少なさに直結します。
ここでは、テンヤ選びの基本と、実際の接続例を詳しく見ていきます。

テンヤの号数と形状の選び方

号数の目安は、狙う水深と潮の速さ、船宿の指定を踏まえて決めます。
東京湾や大阪湾などの内湾エリアでは、40〜60号前後がスタンダードで、潮が速い日や深場では80号クラスを指定されることもあります。
ライトタックル船では、30号前後の軽めのテンヤを使うケースもありますが、その場合は感度の高いロッドが必須です。

形状は、スタンダードな丸型ヘッドのほか、底取りしやすい平型や、姿勢安定重視のキール形状などがあります。
根掛かりが多いポイントでは、ヘッド下側にラインアイがあるタイプや、フックが外側に張り出しすぎないモデルが回収率を高めやすいです。
最初の一本としては、船宿で推奨されている汎用的な形状のテンヤを選び、釣行を重ねながら自分の好みを固めていくと失敗が少ないです。

色・装飾・ラバーの有無による違い

タコは嗅覚だけでなく視覚にも優れており、ヘッドカラーや装飾によって反応が大きく変わることがあります。
定番は赤、オレンジ、グロー系で、濁りが強いときや曇天時はアピールの強い色、澄み潮やプレッシャーが高い状況ではナチュラル系を選ぶと良いとされています。
最近は、ケイムラやフラッシングシートを施したモデルも多く、光量の少ないボトムでもシルエットを際立たせる工夫が見られます。

ラバーやスカートの有無も重要な要素です。
ラバー付きは水中でフレアし、揺らめきによるアピール力が高いため、活性の高い群れを手早く拾っていくのに向きます。
一方、ラバーなしのシンプルなテンヤは、エサの存在感を引き立てたいときや、タコの警戒心が高い状況に有効なことが多いです。
複数色と装飾パターンを用意し、当日の反応を見ながらローテーションするのが安定した釣果につながります。

テンヤとラインの接続方法と注意点

テンヤとラインの接続には、スナップ付きスイベルを介する方法が扱いやすく、仕掛けの交換も素早く行えます。
PEラインの先にフロロカーボンリーダーを結び、その先端にスイベルを取り付け、スイベルからテンヤをスナップで接続するのが一般的な構成です。
このとき、ノット部は確実に結び、余分なタグエンドは短くカットしておくことで、ガイド通過時のトラブルを減らせます。

タコ釣りでは根掛かりが多く、無理に引っ張ると道糸側から切れてしまうことがあります。
そのため、リーダーの号数は道糸よりやや弱く設定し、根掛かり時はリーダーから切れるようにしておくと、テンヤとエサのロストに被害を抑えることができます。
また、スナップの開閉が甘いと、大物を掛けた際に伸びて外れてしまうこともあるため、定期的な点検と交換を心掛けてください。

タコエギ仕掛けとテンヤ併用のハイブリッド戦略

近年人気が高まっているのが、タコエギを用いた船タコ仕掛けです。
専用のタコエギは、派手なカラーリングやラトル音、フラッシングなどでタコを強く誘い、エサを使わなくても十分な釣果が期待できます。
一方で、エサを併用したテンヤ仕掛けは、食い渋り時に強い安定感があり、どちらか一方に固執せず使い分けることで、総合的な釣果アップを狙えます。

ここでは、タコエギの基本セッティングと、テンヤとの併用パターン、状況別の使い分けについて整理します。

タコエギの種類と特性を理解する

タコエギには、固定シンカータイプ、スライドするシンカーやオモリグ用シンカーと組み合わせるタイプ、複数エギを連結するブランコ仕掛けなど、さまざまなバリエーションがあります。
ボディ形状も、丸みのある従来型から、水押しを強めた扁平タイプ、ラトル入りで音によるアピールを重視したモデルまで多岐にわたります。

カラーリングは、レッドヘッドやオレンジ、ピンクなどのハイアピール系を中心に、グローやケイムラ塗装を組み合わせたものが特に人気です。
一部のモデルは、ボディ下部に豚皮や魚皮などのエサを装着できるようになっており、疑似餌と生エサの両方の要素を備えています。
釣り場の定番カラーやサイズは船長がよく把握しているため、初めてのエリアでは一度相談してから揃えると効率的です。

テンヤとエギを組み合わせたハイブリッド仕掛け

実戦でよく使われるハイブリッド仕掛けの一例が、メインのテンヤにエサをしっかり付け、その上部にタコエギを1〜2個サブとして装着するスタイルです。
これにより、ボトムで安定したエサの存在感を保ちつつ、中層側には視覚的に目立つエギが漂い、広範囲からタコを寄せることができます。
特に、ベイトの多いエリアや潮が効きすぎていない状況では、エギが自然に揺らめき、強いアピール源となります。

仕掛け構成としては、テンヤの上に枝スを出してエギを結ぶ方法や、専用の多段スナップにテンヤとエギをそれぞれ装着する方法などがあります。
ただし、あまりにも総重量や全長が大きくなりすぎると、底取りが難しくなったり、オマツリの原因になったりするため、船宿が認める範囲に留めることが大前提です。
当日の状況を見て、テンヤ単体、エギ単体、ハイブリッドのどれが強いかを見極めていくと良いでしょう。

状況別のエギとテンヤの使い分け

活性が高く、タコが積極的に動いている日には、エギの派手なアクションとカラーが効果的で、エサなしでも十分に抱きついてきます。
こうした状況では、タコエギをメインに手返しよく誘いを繰り返し、広範囲を探ることで数を稼ぎやすくなります。
一方、プレッシャーが高いポイントや、水温や潮の影響でタコの動きが鈍いときには、エサをしっかり使ったテンヤの方が安定した釣果につながる傾向があります。

また、朝夕のマズメ時はエギのシルエットが効きやすく、日中の明るい時間帯はエサの匂いとボリュームで見せるというように、時間帯での使い分けも有効です。
複数の竿を出せる船であれば、一本はエギ主体、もう一本はテンヤ主体とし、その日の当たりパターンを早期に見つけ出す工夫も釣果差を生みやすいポイントです。

エサの選び方と付け方のコツで釣果アップ

タコ釣りにおけるエサは、単なる飾りではなく、タコが最終的に抱きつくターゲットそのものです。
エサの種類や大きさ、付け方によって、水中でのアピール力や耐久性、テンヤの姿勢が変化し、結果としてヒット率に直結します。
とくに船タコでは、一定時間ボトムをズル引きしたり、ステイさせたりするため、エサがすぐにズレたり外れたりしないよう、確実に縛る技術が求められます。

ここでは、代表的なエサの種類と特徴、具体的な付け方、ローテーションの考え方まで詳しく解説します。

代表的なエサの種類と特徴

船タコ釣りでよく用いられるエサには、冷凍のカニ、豚の背脂や皮、サバやイワシの切り身、鶏皮などがあります。
カニはタコの好物として知られ、殻付きでボリューム感があり、強い匂いとシルエットでアピールできますが、入手性や価格面がネックになることもあります。
豚の背脂や皮は、脂分と耐久性に優れ、小刻みに揺れる動きがタコの興味を引きやすいことから、多くの船宿で標準的なエサとして利用されています。

魚の切り身は匂いの拡散力が高く、特にサバやイワシはタコの反応が良いことで知られています。
ただし、身が柔らかいため、そのままでは外れやすく、テンヤへの縛り方に工夫が必要です。
鶏皮はコストパフォーマンスが高く、扱いやすいエサの一つで、縫い刺しと縛りを組み合わせることで長時間の使用にも耐えやすくなります。

テンヤへのエサの縛り方と固定のポイント

テンヤへのエサ付けで重要なのは、ヘッドとの一体感と、キャストや誘いで外れない固定力です。
一般的な手順としては、エサをテンヤのフックに数回縫い刺ししたうえで、タコ糸や専用ラバーバンドでしっかりとヘッドに巻き付けていきます。
このとき、ヘッドの重心位置とエサの重量バランスを意識し、なるべくテンヤが水平、もしくはやや前傾姿勢になるよう調整することが重要です。

巻き付ける際は、強く締めすぎてエサの形状を潰してしまうと、水中での動きが不自然になったり、匂いの拡散が妨げられたりすることがあります。
適度なテンションで全体を均一に固定し、最後は結び目を二重、三重にして解けないように仕上げましょう。
出船前にあらかじめ数セット分のテンヤとエサを準備しておくと、釣りの最中に付け直しで時間を取られず、手返しを維持できます。

エサの大きさ・形状を変えるローテーション術

タコが好反応を示すエサのサイズや形状は、地域やその日のコンディションによって大きく異なります。
反応が良いときは大きめのエサで存在感を出しても問題ありませんが、食い渋り時にはひと回り小さいカットに変更したり、細長くカットしてヒラヒラとした動きを意識したりすると、状況が好転することがあります。
同じエサでも切り方と巻き方を変えるだけで、まったく別物のアピールになると考えてください。

また、時間帯や潮の変化に合わせて、エサの種類自体をローテーションするのも有効です。
例えば、朝は匂い重視の魚の切り身、日が高くなってからはシルエットと耐久性重視で豚脂主体に切り替えるといった使い分けが考えられます。
複数のエサを用意しておき、釣れたタコの胃の内容物から好みを推測するなど、現場での観察を組み合わせると、より高次元のエサ戦略を組み立てられます。

ロッド・リール・ラインの最適バランスと比較

タコ釣り専用ロッドやリールは年々進化しており、感度とパワー、軽量性のバランスに優れたモデルが多く登場しています。
しかし、必ずしも最上位機種を揃える必要はなく、自分の体格や釣行スタイルに合ったバランスで揃えることが何より重要です。
特に、重たいテンヤやタコの引きを一日中受け止める船タコでは、タックルバランスの良し悪しが疲労度と集中力に直結します。

ここでは、ロッド・リール・ラインのそれぞれについて、代表的な選択肢と特徴を比較しながら解説します。

船タコロッドと汎用ロッドの違い

船タコ専用ロッドは、重たいテンヤを扱えるバットパワーを持ちながら、穂先はタコの微妙な抱きつきや根掛かりの変化を感じ取れるよう設計されています。
一方、汎用船竿やジギングロッドで代用する場合、硬すぎてタコのノリを弾いてしまったり、逆に柔らかすぎてフッキングが甘くなったりすることがあります。
専用ロッドは全体の調子がタコ釣り向けに最適化されているため、初心者ほど恩恵を感じやすいと言えます。

船タコロッドは1.8メートル前後のショートレングスで取り回しが良く、バット部分はパワフルでも、穂先はソリッドティップを採用したモデルが多いです。
これにより、底の感触やエサを触るようなタコの前アタリを拾いやすく、掛けにいくタイミングをつかみやすくなります。
汎用ロッドから始める場合でも、専用ロッドとの違いを把握しておくことで、次に買い替える際の基準が明確になります。

ベイトリール選びとドラグセッティング

船タコでは、重めのテンヤを頻繁に上下させ、ボトムを取り直す動作が多いため、ベイトリールの操作性と耐久性が重要です。
ギア比はハイギアでもローギアでも対応可能ですが、重たい仕掛けを巻き上げ続けることを考えると、パワー寄りのギア比を好むアングラーも少なくありません。
また、メタルフレームで剛性の高いモデルは、大型タコを何度掛けてもたわみにくく、巻き心地が変わりにくいメリットがあります。

ドラグセッティングは、完全に締め込むのではなく、強い引き込みには少しずつラインが出る程度に設定するのが一般的です。
タコは一度根に張り付くと非常に重く感じますが、ロッドをあおっては巻きを繰り返すうちに、じわじわと剥がれてきます。
このとき、ドラグが固すぎると、無理な負荷がロッドとラインにかかり、ラインブレイクやフック伸びの原因になります。
釣行前に実際にラインを引き出して、自分の力加減と合うかを必ず確認しておきましょう。

PEラインとリーダーの太さ比較表

ライン選びでは、感度と強度、根掛かり時の損失リスクをバランスさせることが大切です。
下記のような目安を参考に、自分の釣行エリアとスタイルに合った太さを検討してみてください。

スタイル PEライン号数 リーダー号数 主な用途・特徴
ライトタコゲーム 1.5〜2号 4〜6号 感度重視。浅場や軽量テンヤ向きで、繊細なアタリを拾いやすい
標準的な船タコ 2〜3号 6〜8号 汎用性が高く、多くの船宿で推奨されるバランス
ヘビーウエイト・根周り 3〜4号 8〜10号 深場や根の荒いポイントで安心感が高いセッティング

PEラインは感度と引っ張り強度に優れますが、擦れには弱いため、根周りや船縁との接触が予想される状況では、やや太めを選ぶとトラブルを減らせます。
リーダーはフロロカーボンを用いるのが一般的で、長さは1〜2メートル前後を目安とし、根掛かり時に切れる場所をコントロールする意味でも重要なパーツです。

船上での誘い方とアワセ・取り込みテクニック

どれだけ優れた仕掛けを用意しても、船上での誘いとフッキング、取り込みの技術が伴わなければ、タコを安定して船上に取り込むことはできません。
タコはエサにそっと乗るように抱きつくため、明確な「コツン」というアタリが出にくく、初心者は根掛かりとの違いに戸惑いがちです。
また、掛けた後も油断すると、途中で身切れやフックアウトを招いてしまいます。

ここでは、基本となる誘い方のパターン、アワセのタイミング、取り込み時の注意点を順に解説します。

底取りと誘いの基本パターン

船タコ釣りの基本は、常に仕掛けを底にコンタクトさせながら、ズル引きやリフトアンドフォールでタコにエサの存在をアピールすることです。
まずはテンヤやエギを着底させたら、糸ふけを取り、ロッドをゆっくりと立ててから再び下ろす動作を繰り返します。
このとき、オモリが底を軽く叩く程度の接地感を保ち、底から浮きすぎないようにすることが重要です。

誘いの幅やスピードは、その日のタコの活性によって調整します。
活性が高い日は、やや大きめのリフトや積極的なシャクリが有効ですが、食い渋り時にはロッドを小刻みに動かしつつ、ステイの時間を長めに取る方が効果的なことも多いです。
底取りが曖昧になったと感じたら、一度仕掛けを回収し、再度まっすぐ落とし直すなど、常に底の位置を意識して釣りを組み立ててください。

タコのアタリの出方とアワセのタイミング

タコのアタリは、ガツンとした明確な衝撃ばかりではなく、重みがじわっと増したり、仕掛けがフワっと軽くなったりといった変化として現れることが多いです。
とくにテンヤでは、誘いの途中で一瞬動きが止まるような違和感を覚えたら、そのまま少しステイさせ、タコが完全に乗るのを待つのがセオリーです。
十分に重みが乗ったと感じたタイミングで、ロッドを大きく立ててしっかりとフッキングを入れます。

フッキングは一度で決めようとせず、ロッドを立ててから数回追いアワセを入れるイメージで行うと、タコの足だけでなくしっかり胴体にもフックが掛かりやすくなります。
アワセの直後にタコが暴れても、慌ててドラグを締め込んだり、無理にゴリ巻きしたりすると身切れやフックアウトの原因になります。
一定のテンションを保ちながら、ロッドでいなしつつ、リールを安定したスピードで巻き続けることが重要です。

巻き上げと取り込み時の注意点

タコが掛かったら、まずは周囲の釣り人とのオマツリを避けるために「上がりまーす」など一声かけ、ゆっくりと巻き上げを開始します。
途中でタコが重く感じなくなっても、すぐに仕掛けを止めず、テンションを保ったまま一定速度で巻き続けることがポイントです。
タコは途中で足を広げたり、吸盤でロープや船底に張り付こうとすることがありますが、ロッドのポンピングを使って少しずつ引き剥がすイメージで対処します。

海面近くまで上がってきたら、タコが水面で暴れないように注意しつつ、船長や同船者にタモ入れを手伝ってもらうのが安全です。
一人で抜き上げる場合は、ロッドには負荷をかけず、ラインを持って一気に持ち上げるなど、道具を破損させない工夫が必要です。
取り込み後は、タコがデッキや周囲に張り付かないよう、すぐにネットやバケツに入れ、イケスやクーラーボックスに移すまでの動線も事前にイメージしておくとスムーズです。

安全とマナー、乗船前の準備チェック

船タコ釣りを快適に楽しむためには、タックルや仕掛けだけでなく、安全対策と船上マナーへの配慮が欠かせません。
タコ釣りでは、デッキが水やタコの墨で滑りやすくなり、またテンヤやエギのフックが露出していることから、思わぬ怪我につながるリスクもあります。
乗船前に必要な装備や注意点を整理しておくことで、当日のトラブルを大きく減らすことができます。

ここでは、安全装備や服装、船上での立ち回り方、そして釣行前に確認しておきたいチェックポイントをまとめます。

安全装備と服装のポイント

船タコ釣りでは、ライフジャケットの着用は必須です。
自動膨張式でも固形式でも構いませんが、国の基準に適合したモデルを使用し、必ず正しく装着しておきましょう。
足元は、濡れたデッキでも滑りにくい船用シューズや長靴を選び、サンダルや革靴などは避けるのが無難です。
特にテンヤのフックがデッキに転がっていることも多いため、つま先をしっかり保護できるタイプが安心です。

服装は、防水性と動きやすさを両立したレインウェアやフィッシングウエアが適しています。
夏場でも海上は風で体温が奪われやすく、長時間の乗船では体が冷えやすいので、脱ぎ着しやすい防寒具を一枚余分に用意しておきましょう。
日差し対策として、帽子や偏光グラス、日焼け止めも忘れずに携帯し、安全かつ快適な釣行環境を整えることが大切です。

船上マナーと仕掛けトラブル回避術

船上では、限られたスペースに多くの釣り人が並ぶため、一人一人の配慮が快適な釣行に直結します。
仕掛けを投入する際は、隣の人のライン方向を確認し、オマツリを避ける角度で投入することが重要です。
また、タコが掛かったときや根掛かりしたときには、すぐに船長や周囲に声をかけ、状況を共有することで、トラブルを最小限に抑えられます。

テンヤやエギの交換時には、フックが不用意にデッキに放置されないよう、すぐにタックルボックスや仕掛け巻きに収納しましょう。
タコの墨は広範囲に飛び散ることがあるため、取り込み時には周囲の人の位置を確認し、できるだけ船の外側へ向けて処理する配慮も必要です。
マナーを守ることで、船長や同船者との信頼関係が築かれ、釣りに関するアドバイスも得やすくなります。

出船前チェックリストで準備を万全に

釣行前に、以下のような項目をチェックリストとして確認しておくと、忘れ物や準備不足を防げます。

  • ロッド・リール・スペアタックルの有無
  • テンヤやエギ、スナップ、スイベルなどの予備数
  • PEラインやリーダーの予備スプールまたは巻き直し用
  • エサの種類と量、事前の解凍や下処理の有無
  • ライフジャケット、シューズ、防寒着、雨具
  • 偏光グラス、帽子、日焼け止め、タオル
  • 飲み物、軽食、酔い止め薬

これらを前日までに確認し、不足があれば早めに補っておくことで、当日の朝に慌てることなく出船に臨めます。
準備の段階から釣りは始まっていると考え、計画的な段取りを心掛けてください。

まとめ

船でのタコ釣りは、テンヤやタコエギといった仕掛け選びから、エサの付け方、タックルバランス、誘い方に至るまで、多くの要素が釣果に関わる奥深い釣りです。
しかし、一つ一つのポイントを整理し、基本を押さえれば、初心者でも十分に数釣りを狙えるゲームでもあります。
まずは、自分の釣行エリアに合ったテンヤの号数とエギ、標準的なロッド・リール・ラインを揃え、船宿のルールとアドバイスに従いながら実戦経験を積むことが何よりの近道です。

今回紹介した、テンヤとエギのハイブリッド仕掛け、エサの種類と付け方、ロッド・リール・ラインの選び方、誘いとアワセのタイミング、安全対策とマナーを意識して釣行に臨めば、タコからの反応は確実に増えていきます。
一杯目の重たい手応えと、立て続けに釣れる時合を体験すれば、船タコ釣りの魅力にきっと引き込まれるはずです。
ぜひ、仕掛けと戦略を整えて、次の釣行で大量ゲットを目指してみてください。